介護職の代表的な仕事3選

介助を必要とする人に日常生活のサポートを提供する介護施設では、様々な職種の方が働いています。
そして、どの職種の方も、それぞれの分野で要介護者の自立した暮らしを手助けしていますが、ここでは施設で働く介護職の仕事について、少し掘り下げてみましょう。

介護職の仕事で大切な業務の1つに、食事介助があります。
私たちが毎日摂る食事は、生きていく上で重要なエネルギー源になります。
しかし、加齢や病気で嚥下力や咀嚼力が低下すると、1人で食事を摂ることが困難になるので、介護職はそのような人に対しては、食事の介助を行います。
食べることは生命を維持するだけでなく、楽しさもあります。
美味しいものを食べると、気分も良くなるので、食事介助はとても大切な仕事の1つだと言えるでしょう。

それから2つ目に注目したいのは排泄介助です。
高齢者の中には、排泄を人に手伝ってもらうことに抵抗を示す方が少なくありません。
しかし、生理現象である排泄は健康管理に欠かせないことなので、自力でトイレに向かい、排泄ができない方に対しては、介護職は信頼関係を築き、不快な思いをさせないように排泄介助を行わなければなりません。

そして3つ目に紹介したいのは、レクレーションの企画と運営です。
介助を必要としていても、何もしないでいると高齢者の体はどんどん衰えてしまいます。
したがって、個々のレベルに合わせたゲームや体操などを企画して実行することは重要です。
手足を動かしたり、頭を使ったりすると、リハビリになる上に、施設の利用者同士の交流にもつながるので、無理なく楽しめる企画を考えることは、大切な仕事になります。